絆の物語 STORY
※売上の一部は復興の義援金になります
2023年12月、京都にて文化庁長官表彰の授賞式が行われました。そこで杜氏・農口尚彦は、世界的に著名なウイスキーブレンダーである輿水精一に出会います。
年齢もジャンルも異なりますが、二人は長年にわたりアルコール飲料の業界に従事し、それぞれの分野を牽引してきた職人です。会話を交え、意気投合するまでにそう長い時間はかかりませんでした。
二人の出会いは思いがけないものでしたが、
これから何かが動き出しそうな予感がする時間となりました。
それから程なく、
2024年1月1日に石川県能登を震源とする
能登半島地震が起こります。
能登は農口尚彦の生まれ故郷であり、自宅のある能登町も大きな被害を受けました。発災当時、農口尚彦は酒造りのため小松市の酒蔵にいたことで身体は無事でしたが、生まれ育った大切な地の、形あるものだけではないあらゆるものが壊されていく姿に心を痛めていました。
時を同じくして、地震の報道を受け、先月出会ったばかりの杜氏の状況を案じていた輿水精一。さらに、自身も能登のために何かできないだろうかと思うようになりました。少しずつ能登の状況が変化していく中で、
農口尚彦と輿水精一は再びつながりを持ち、互いの思いを確かめ合います。
能登復興への長い道のりに寄り添うものを、
この業界のプロフェッショナルとして、自分たちのできることは何なのか。
そして、二人は日本酒を創るという決断をしました。
能登杜氏 農口尚彦の中に宿る奥深い能登の日本酒文化と、
名ブレンダー輿水精一の技術によって、新たな日本酒を生み出すことができるはず。
その思いから立ち上がったのがこのプロジェクトです。
大地震から時間が経った今も、被災地の復興はまだ道半ば。
この売上の一部は能登半島地震の復興支援義援金となりますが、それだけでなく、この日本酒を手にした皆さまが、
能登を想い、能登を感じてもらうことで、皆さまの心の中に能登復興の灯を宿していただければと考えております。
そのための私たちの使命は、
心に残るほどの美味しい酒を造ることです。
